6. 砂糖とカフェイン
2013-05-22 [記事URL]
痛い人の習慣
6. 砂糖とカフェイン
偽りの元気、シュガーハイとカフェイン
「甘いものが無性に食べ(飲み)たくなる」
そんな方は要注意です。精製された砂糖は、血糖値を上げる働きがとても強いので急激に血糖値を上げます。その時だけ元気が出たような感覚がします。
ただ、あっという間にエネルギーとして使われてしまうため、今度は急激に血糖値が下がります。つまり、急上昇の後、急降下します。
すると再び、低血糖状態となるのですが、それが体にとっての正常値より大幅に低下してしまいます。低血糖状態になると、元気がなくなったように感じます。よく甘党の皆さんが「甘いものが切れた〜」という状態です。そしてまた、甘いものを食べると、血糖値が上昇、急降下。血糖値の乱高下を繰り返すことになります。
また、このように得られた〈偽りの元気〉を「シュガーハイ」と言います。
人間には、生命を維持するために「からだの状態を一定に保とうとする機能」ホメオシタシス(恒常性)と言う力が常に働いています。一定に保とうとするからこそ、血圧や体温のバランスが保たれる動きは、生きていくためにとても大切です。
血糖値が乱高下すると、体を一定に保とうとするためにエネルギーを沢山使わなければいけなくなってしまいます。上がったものを下げ、下がったものを上げ……これを繰り返しているうちに知らず知らずにエネルギーが枯渇していってしまいます。
エネルギーが知らないうちに枯渇することで自律神経のバランスを崩し、不眠や頭痛の原因にもなります。適切な当分はもちろん必要ですが、過剰な当分は体にとって負担になります。
血管内の糖分は濃度が上がりすぎると、元気を出すどころか体を痛めつけてしまいます。時々、点滴のブドウ糖濃度を間違えて事故になるニュースがあります。糖分の濃度が高すぎることは、それほど体に負担をかけてしまうのです。
自律神経のみ誰だけでなく、腰、肩、膝など、関節や筋肉に痛みがある場合も痛みを増してしまうこともよくあります。
甘いものを食べて元気になっているつもりが,知らないうちにエネルギーを浪費して,自律神経の乱れ,回復の遅れを招いているかもしれません。
カフェインにも同じような働きがあります。栄養ドリンクや甘い缶コーヒーは、ダブルパンチです。とは言っても、なかなかやめられない人が多いです。「分かっちゃいるけどやめられない」という気持ちはよくわかります。
どうしてもやめられない時は、白砂糖を黒糖などの色のあるものに替えたり、空腹時に摂ることを控えてみましょう。
また、一度思い切って一週間だけでも「甘いもの(カフェイン)断ち」にトライしてみると、どれほど依存していたのか実感できると思います。
コツは途中で失敗しても、自分を責めない、やめないことです。それほど、砂糖やカフェインの中毒性というのは強いのです。あなたの意志が弱いとか甘いものが根っから好きなんだとか言う問題でないので、何回失敗しても気にせずにトライし続けましょう。
◎「水分」は水で摂る
「水分を摂った方がよい」という話を聞いて、コーヒーやお茶、ジュースを飲んでいる人も多いのです。人間のカラダの70%は水でできているといわれています。実際、水分を摂ることは非常に大切なことです。水分が不足したり、質が悪くなると当然、代謝、排泄、分泌、循環など、さまざまな不都合がでてきますし、不調を引きおこしやすくなります。
水分不足を補うために、ジュースや「スポーツドリンク」を飲まれている方は特に要注意です。
ジュースはともかく、スポーツドリンクも? と思われる方も多いようですが、スポーツドリンクには大量の糖分が含まれています。夏などは水分を補給して元気になっているつもりが、エネルギーを浪費して、夏バテの大きな原因の一つになることもあります。
心拍数が上がる競技をするトップアスリートは、試合途中にスポーツドリンクをそのまま飲むことはまずありません。本当に追い込まれた状態では、味が濃過ぎて飲めないからです。どうしてもお子さんがスポーツドリンクを飲みたい様でしたら、10分の1とか20分の1程度に薄めて飲むようにしましょう。
ジュースだけではなく、お茶、コーヒーなども水の代わりにはなりません。お茶やコーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインの利尿作用があり、余計に水分が排出されてしまい、カラダが水分不足になることもあります。
また、コーヒーやお茶に含まれるカフェインは覚醒作用もあり、不眠や自律神経の乱れの原因にもなります。
水分は、お茶はコーヒーでなく水で摂る
個人差はありますが、一日2リットルぐらい飲めるといろいろなよい効果があります。もちろん無理はしないでください。いきなり2リットルと言われても飲めないでしょうから、まずは水を持ち歩いて、いつでも飲めるように準備して、少しずつ口を湿らせる程度でいいので、ちびちび飲むところから始めてみましょう。
少しずつ増やしていけば、女性でも決して無理な量ではありません。たったこれだけのことで、便秘や不眠が解消したという方は一人や二人ではありません。
7. 力む
2013-05-22 [記事URL]
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7. 力む
脱力のススメ。よい姿勢が悪い姿勢?
「よい姿勢」「悪い姿勢」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?
「悪い姿勢」はねこ背で、「よい姿勢」は胸を張った姿勢…… そんなイメージをお持ちだからこそ、ねこ背のお子さんに「ほら、胸を張って! 背を筋を伸ばして!」と叱ったり、注意したことありませんか?
もちろん、ゲームをしている時の姿勢など、カラダが丸まった状態が長く続くのは、内蔵や筋肉にとって決してよくありません。現に、ゲームや勉強の姿勢が原因で頭痛や腰痛、肩こりになる子どもも急増しています。
だからといって、「ぴんと背筋を伸ばしなさい!」と言って、ずーっと胸を張っていたら、今度は緊張が強くなってしまいます。胸を張ろうと胸を反り過ぎて、反り腰になっている若い人も、とても多いです。
本当のよい姿勢とは、決して無理矢理胸を張った姿勢だったり、腰を反った姿勢ではありません。カラダのバランスが取れ、重力に対して、最も安定して、力を使わない姿勢のことです。
「姿勢を正しなさい」と言うのではなく、まずは「骨盤を立てる」ことです。これが一番です。
ゲームやテレビ、勉強などで丸まっているお子さんの場合、坐骨を立てるだけでも十分効果はあります。何はなくても坐骨を立てる。これだけでも、こまめにやらせてあげましょう。
それができたら、坐骨を立てた状態(アゴが上がらないように気をつけて)で「鼻から天井に抜けるように、大きく息を吸い込んで」と言ってみてください。思いっきり息を吸い込んだ状態で、猫背になっているお子さんはまずいません。呼吸をする筋肉(吸う筋肉)と姿勢を維持する筋肉は、ほぼ同じなのです。呼吸の練習をすることで姿勢がよくなります。
この姿勢を覚えたら、その状態を維持しながら、脱力しながらゆっくり息を吐ききるようにしてください。大切なことは、長時間その姿勢がキープできていなくてかまわないことです。
猫背が続いたら、またやる。こまめにやる。朝起きたらやる。ご飯を食べる時にやる。宿題の前にやる。宿題の途中でやる。いきなり長時間キープすることよりも、こまめにやる方が数倍効果があります。キープしようとするのは、とても辛く、緊張を強いることになります。
現在の生活状況の中では、知らず知らずのうちに力が抜けなくなってしまっている子どもも大人もとても多いです。
■ あなたの力み度チェック
□上の奥歯と下の奥歯が、普段から触れている
□筆圧が強い
□自分では、力を抜いているつもりなのに「力を抜いて」と言われる。
□壊れるかと思うほど、キーボードを叩いてしまう。
□頭痛、腱鞘炎になりやすい。
□朝、スッキリ起きられず、疲れも取れない。
いくつあてはまりましたか? 一つでもあてはまっているあなたは、自分が力を抜いているつもりでも、実際はカラダから力が抜けていない可能性があります。
奥歯と奥歯は、正常な状態は、離れている状態です。かみ合っている状態(夫ら合っているだけでも)は、「かみしめ」「くいしばり」「顎関節の症状」がある状態です。そうした状態があると首や頭の緊張が強くなり、肩こりや頭痛だけでなく、不眠や目眩など自律神経のバランスも崩していることがよくあります。胸を張る、背筋を伸ばすと言う指示は、こうした噛み締めを起す原因にもなります。
◎なぜ、力が抜けなくなってしまうのか?
一番の問題点は頭にあります。私たちには、二十四時間ずっと等しく「重力」ちという力がかかっています。二本の足で立って生活をするようになった宿命ですが、座っても、頭を支えて生活しなければなりません。
頭の重さはどれくらいあるかご存知ですか?何と、ボウリングの玉くらいの重さがあるのです。どんな時でも、ボウリングの玉を支えながら歩いたり、座ったりしているわけです。
つまり首を前に出して立っていると、首や背中に力を入れていないと、支えられなくなります。前に出なくなると、正しい位置で骨格の上にバランスよく乗るようになり、最小限の力で支えられているのです。
なぜ力が抜けなくなってしまうのか? その答えはズバリ、
重力に逆らって、知らないうちに力を入れ続けているからです。
自分では力を入れていないつもりでも力が入ってしまう状態になります。それが継続すると、脳がその状態を覚えてしまい、寝ても休んでも力が入った状態がキープされてしまいます。それが「力み」の原因です。
「脱力をする」「力を抜く」というと「だら〜」とすると勘違いする方もいますが、そうではありません。「だら〜」という状態は「力を抜かず、気が抜けている」状態です。「気を入れて、力を抜く」のが正解です。
一番簡単な「力を抜く」練習は、奥歯を触れ合わないように、息をゆっくり吐いてください。そして、最後まで息を吐ききってください。ゆっくりと、辛くない範囲で構いません。
「くいしばらない」「息を吐く」これが脱力の第一歩です。
とは言っても、「自分では力を抜いているつもり」なだけに最初はコツを摑むまでは、とてもわかりにくくむずかしいと感じますが、練習をすれば、絶対誰にでもできるようになります。
筋トレの逆だと思ってください。筋肉はトレーニングをすれば、必ず強くなりますよね。脱力も練習をすれば、必ず力が抜けるようになります。
また、自分がどの段階なのかを自覚していることも大切です。
①力を入れているのが「自分では分からない」
②力を入れているのが「わかるけど力が抜けていない」
③気づけば抜けるけど、知らないうちにまた力が入ってしまう
スポーツや趣味の上達と同じで、うまくいかずにじれったい時もありますが、それでも無理のない範囲で続ければ、必ず上達します。
なぜなら、もともとあなたが子どもの頃は、自然にできていたことですから。その頃の自然な状態を、脳に思い出させてあげることです。
8. 寝相をよくしようとする・低反発枕
2013-05-22 [記事URL]
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8. 寝相をよくしようとする・低反発枕
寝相をよくしようとする・低反発枕
寝相は悪いほど良い
「仰向けでないと寝ていけない」
「寝ている良きに横を向いて寝てしまうからいけないんだ」
と、強迫観念のように思い込まれている方が多いです。これはまったくの誤解です。
寝相は「悪いほど良い」のです。
寝ている間というのは、もっとも自己治癒力が活発に働いています。一見、悪く見える寝相は、自然にカラダが自然にストレッチをしていて、昼間に歪んでしまったところを戻そうとしているのです。せっかくカラダが歪みを取ろうとしているのに、わざわざ寝相をよくしようとしてしまうと、歪んだまま朝を迎えることになってしまいますし、寝相をよくしようとカラダを緊張させることで、筋肉が却って疲労してしまい、朝はぐったりとなってしまうこともあります。
上向きでも、下向きでも、横向きでも、へんてこな恰好でもよいので楽な体勢を探してください。ただ、最初は楽だと思って寝ていても、どんな体勢も続けているとつらくなります。
とにかく楽な姿勢を探しつつ、ごそごそ体勢を変えながら寝てください。
子どものように悪い姿勢の方がカラダにはとっともよいのです。そして、カラダの歪みや緊張がない健康な状態になればなるほど、仰向けやバンザイの姿勢で寝るのが楽になってきます。
あ仰向けで寝るのがカラダによいのではなく、カラダがよい状態だと仰向けで寝やすい。
ということを、覚えておいてください。間違ってもお子さんの寝相をよくして、お行儀よく寝るようになんてさせないでください。
低反発枕を使っている人は要注意!!
低反発枕は使用すルノをやめると、首の痛みが解消するケースがとても多いです。理由は寝返りと同じです。反発しないなめに、首の位置が変らず、「首の寝返り」ができない可能性があります。
首の位置が変らないため、寝相をよくする効果はあるのですが、それが原因で首を痛めてしまうこともあるようです。
「え〜? 高かったのに」と、がっかりせず、早めに首に負担のかからない状態にするのが得策です。お子さんの二段ベッドも狭いことと心理的な閉塞感があるため、無意識に寝返りをしないようになっていることがあります。
思い当たる節のある方は、必ず申し出てくださいね。
9.「痛い方が効く」と思っている
2013-05-22 [記事URL]
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9.「痛い方が効く」と思っている
氾濫する健康情報とセルフケアの仕方
「痛いとこまでやった方が、効く気がする」
と思って、ただでさえ負担のかかっている体にムチを打っている方が非常に多いです。
セルフケアや体操、トレーニング、リハビリは、どんなものでも、どんな時でも「痛くない範囲」だけでやってください。
やっている時に痛いのはもちろんダメです。やったあとに痛くなるのもいけません。痛みが出るようなことをしてしまうと、却って緊張して、体のバランスを壊してしまうことが多々あります。
「腰が痛いのは、筋肉がないからだ!」
と、痛いのにトレーニングをして、余計痛める、これは多いケースです。
「筋肉があれば痛めない」のでしたら、毎日もの凄い筋トレをしているトップアスリートが体を痛めることはないはずです。筋肉モリモリのボディビルダーにも腰痛の人は沢山います。大切なのは筋肉量ではなく、使い方とバランスです。
右膝が痛いAさんは、病院で老化と言われ、「筋肉が衰えてしまっているので鍛えたい」と言いました。
おかしいと思いませんか?
老化で右膝が痛いと言ったのです。Aさんの右膝と左膝は同じ年齢のはずです。
このような状態で、痛みをこらえながらトレーニングやリハビリで鍛えてしまうと、却って左右の差を大きくしてしまい痛みが増す原因にもなります。
セルフケア、体操、トレーニングは痛みのない範囲で行う
くどいくらい繰り返しになりますが、痛みは警報なのです。それ以上やってはいけない、という体からのメッセージなのです。体のメッセージに忠実に耳を傾けてあげて下さい。
みなさん判っていても、「痛いとこまでやってしまう」方がとても多いので、声を大にして言います。増してや、自己流やテレビで見た方法、本で読んだ方法は、よほど効果を実感できなければ、極力やらない方が無難です。
これまでも、ビリーズブーとキャンプやコアリズム、ホットヨガ、フラダンスなど、テレビや雑誌で流行ると、当店に駆け込んでこられる方が急に増えます。これらの体操が良い悪いということではありません。そのやり方や強度が「今のあなたにとって適正でない」可能性があるということだけなのです。
もちろん、どんな運動や体操も正しくできれば、効果はあるはずです。動き過ぎで回復が遅れてしまったり、症状に対して負担をかけ過ぎてしまってはいけません。痛くない動きを体、脳にインプットすることで、他の動きができるようになっていきます。
とにかく、痛くない、痛くならない範囲で痛くない動きだけでやってください。
また、健康法やダイエットなど私たちがアドバイスしたセルフケア以外のことをされている場合はカウンセリングの際に必ずお伝え下さい。
セルフケアや体操、トレーニング、リハビリは、どんなものでも、どんな時でも「痛くない範囲」だけでやってください。
痛みの原因が「筋力が足りない」「老化」はウソが多いです。
ボディビルダーも腰痛になります。
左右どちらかが痛いのは使い方とバランスの悪さが原因です。
流行の健康法やダイエットは、自己流でやってはいけません
正しく理解し、指導を受けることが大切です。
10.冷やす・締めつける
2013-05-22 [記事URL]
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10.冷やす・締めつける
夏のオシャレも要注意! 血流不足は万病の元
突然ですが、人間の臓器で最大の器官は何だと思いますか? 肝臓や脳の重量は体重の約2%あり、最大と言われています。実は更に大きな臓器があります。
血管です。
一般的に体重の3%といわれ、長さは地球2週半にも及びます。血管は全身をくまなく巡り、血液を使って酸素や栄養を届け、老廃物を運びます。脳に栄養を届けるのも、筋肉にエネルギーを届けるのも血液です。使い終わった老廃物を回収するのも血流なのです。
さらには、水分や体温を調節し、止血の役割や感染から身を守る役割も持っているとても重要な臓器なのです。
◎冷えと、締め付けが血流不足を招く
血流がとどこおるということは、循環、免疫、排泄、筋肉の運動など、さまざまな機能が低下します。「冷え」は、その血流の停滞を招きます。だからこそ、「冷え」は万病の元と言われるのです。実は「ほてり」も「陰極まれば陽となる」という言葉通り、冷えが原因ということも多いです。
特に、お腹、足首は冷やしてはいけません。便秘、頭痛、腰痛、肩こり、ひざ痛など、さまざまな不調の原因になります。
冷える食べ物の簡単な見分け方をお教えします。
【白い食べ物】は体を冷やす
と覚えておいて下さい。
砂糖、ヨーグルト、アイスクリームなどなど。お米なども、なるべく白米より玄米の方がオススメです。完全に玄米でなくても、七部突きにしたり、白米にゴマや雑穀を混ぜるところから始めてみましょう。砂糖も同様に、精製された真白な物を避け、黒糖などの色のついた物を選ぶようにしましょう。
また、コーヒーやフルーツ、南国が産地の食べ物・飲み物も、体を冷やします。
ちなみに砂糖も体を冷やす効果があります。「冷え」というと、寒い冬を想い浮かべる方も多いかと思いますが、今は夏もクーラーが効き過ぎていたりして冷えやすい上に、アイスクリームやスポーツドリンク、ジュースなどの糖分に加え、夏野菜、フルーツなど、カラダを冷やす働きがあるものを取る機会が増えます。
昔はクーラーがなかったため、自然にカラダを冷やす働きの物を食べて、カラダから暑さをにがしていたのですが、いまはどこも空調が効いているので、過剰に冷え過ぎてしまいます。
夏場に足がダルくなる方が多いのは、クーラーや食べ物による血流の低下で、血液を心臓から遠い足から送り返せなくなり、停滞してしまっている症状です。冬はもちろんですが、夏こそ冷えに要注意です。はらまき、湯たんぽ、入浴は夏でも効果的です。
◎締めつけない
「冷え」と同様に、血液を停滞させるもう一つの要因が、「締め付け」です。数多くの方を施術させていただく中で、考えさせられることがあります。
それは現代のファッションについてです。テレビや雑誌で、可愛いモデルの女性がたくさん登場しています。少しでも美しくなりたいという女性の欲求を刺激し続けています。
ジーンズや補正下着、パンスト、ガーターベルトなど、不調を抱える多くが、こういった着衣を身につけています。男性でも、スーツやネクタイなどでかなり締めつけられています。
とにかく、現代の服装というのは、今まで人類の歴史の中でも締め付ける物が圧倒的に多く、度合いもかなりキツいと考えて間違いありません。
例えば、パンツや靴下ひとつとっても、必ずゴムが入っています。そしてボクサーパンツのような物は、全体が伸縮するため圧迫をしています。
ましてや、先ほど挙げたような物は、もっと圧迫しています。ソケイ部や腋下が圧迫されると、リンパの流れが悪くなったり、カラダ全体が弱い力で長い時間圧迫されることで筋肉の緊張が生まれたり、内蔵の働きが悪くなったりもします。
便秘、生理痛、腰痛、肩こり、冷えなど、数多くの不調の原因になっています。
最初は締め付けがないと不安な感じがするかもしれません。
しかし、人間が動物である以上、締め付けがある方が不自然なのです。
「冷え」と「締め付け」
この2つの原因が、最大級の臓器である「血管」を圧迫し血流を低下させ、人間にとって重要な機能を低下させてしまうのです。
◎「血管」は最大級の臓器であり、重要な役割を担う臓器です。
◎血流の停滞が痛みや症状を招きます。
◎夏場こそ冷えに注意しましょう。
◎白い食べ物や南国の食べ物はカラダを冷やす。
白米でも、ゴマや雑穀をまぜればOK。
精製された砂糖を使うのは避けましょう。
◎締め付けが血流を妨げます。
11.痛みが出る言葉
2013-05-22 [記事URL]
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11.痛みが出る言葉
痛くなる人の共通言語とよくなる人の共通言語
痛みや不調を抱えているということは、ただでさえ大変なストレスです。
どうしても「痛い」「つらい」「もういやだ」「まだ痛い」など、愚痴や不満めいた言葉が出てしまいます。
自律神経には、交感神経(活動、興奮、不安)と副交感神経(安心、安全、リラックス)があります。
交感神経が働く時は活動的になる一方、血管が収縮して内臓機能が低下します。
つらい言葉を口に出すと、脳は「緊張状態」だと認識して交感神経を高めます。
痛いからつらい言葉が出ますが、自分が出したそのつらい言葉から、また痛みが出ます。それは、脳があなたの出した言葉に反応しているからなのです。
もちろん、「痛い」「つらい」という状況はよくわかります。実際、感情的にはおつらいでしょうし、痛いでしょうから、無理に明るくしろということではありません。
単純に「痛い」「つらい」などの交感神経を働かせる言葉ではなく、副交感神経を働かせる「ありがとう」「たのしい」「うれしい」「絶好調」などの言葉を口にすることで、筋肉や血管、内装の働きを変えられます。
「痛いのにそんなこと言えるか」という方が多いと思いますが、そこに何も意味を持たせないで、「ただ単に言う」だけです。
おまじないや体操のように言葉の意味はありません。
よく「ポジティブ」という言葉が世の中に出回っていますが、これらは要注意です。ポジティブならよいというものではなく、「がんばる」「努力する」などは、交感神経を働かせてしまうので、かえってつらくなってしまうこともあります。
痛い時、つらい時、ネガティブなことを考えてしますのは当然です。誰でもそうです。そんな時こそ、「ありがとう」「絶好調」などと言い続けてみて下さい。
痛みは「脳が作り出した警報であり、メッセージ」です。脳の状態を「快」の状態にすることで、体をコントロールすることができるのです。
痛い時でも「ありがとう」などの言葉を使い続けることで、体の状態が変化することは多くの実験や検証がされています。
難しい脳の話は置いといて、ダマされたと思ってやってみて下さい。お金もかからないし、揉み返しもありません。損する事は何一つありません。
◎痛い人の言葉、よくなる人の言葉
痛みがなかなか取れない人には、共通の言葉があります。
「まだ痛い」「今度はこちらが痛い」「こうするとまた痛い」
当然と言えば当然です。実際痛いのですから、みなさんがこう言いたいのは、非常によく分ります。
また、同じように痛くても早くよくなる人にも共通の言語があります。
「こちらが楽になった」「ここは痛いけれど、前より動く」「前より軽い」
何が違うと思いますか? 痛い人は、痛みに意識がフォーカスしています。
よくなる人は、よくなっとところに意識がフォーカスしています。
痛みが同じでも口にする言葉が違うだけで、よくなるスピードがまったく違います。
これもまた、脳の働きによるものです。体は「痛くない動きを繰り返すことで、回復する」ことは前に述べたとおりです。
よくなったところに意識することを繰り返すことで、実際に早く回復していくということは、体も脳もまったく同じことです。
スポーツ選手がうまくいくところをイメージして、実際に体が上手く動くようになることと似ているかもしれませんね。
是非、「ようなったところに意識をする言葉」を使うようにしてみて下さい。
こちらもお金は一切かかりませんし、副作用もありません。ただ、効果はとても高いのは間違いありません。
12.焦る、待たない、続けない
2013-05-22 [記事URL]
痛い人の習慣
12.焦る、待たない、続けない
生活にプラスしないマイナス健康法を実践しよう。
・体は3年前の食べ物の結果が今に出ています。
・体の細胞が入れ替わるのは最低3ヶ月かかります。
(上の画像は10年前の私。少し肥満気味)
体の根本的な変化は、時間がかかります。人間の体はロボットと違い、痛めたパーツを取り替えるという発想ではよくなりません。
今は、マスコミを通じて、「お手軽な情報」があまりにも多く氾濫しています。
「◎◎エクササイズで一発腰痛解消」「痛みが瞬間で無くなる神業」中には素晴らしいものもあります。
ただ、全然ダメなものも多いのも確かです。魔法みたいなことは体にはおきません。
必ずゆっくり新陳代謝し、少しずつ細胞は入れ替わります。
いきなり変化した体は必ず反発します。そんな安い情報に踊らされないようにしてください。
症状の変化を実感しにくい方もいます。でもそんな時こそ体の中は絶対変化しています。
下の図は、痛み、不調の回復曲線と呼ばれるものです。
スポーツでも、ダイエットでも、勉強でも、基本的にはやればやっただけ上達するものではありません。
最初は結果を実感しにくい時期があるものです。
自転車もそうですが、つらいのは漕ぎはじめです。ペダルが重い時にしっかり漕ぐほど、スピードに乗った時期が早いものです。
ダイエットでも、初めはなかなか見栄えは変わりませんよね。
一日でほっそりする人はまずいません。
ちゃんと続けていれば、「3ヶ月前とはずいぶん違う」ということになります。
痛みや不調の改善も、それと同じなのです。
習慣や行動、生活を変えれば、体は確実に変ります。
人間の体はポチッとボタンを押せば、よくなるようなものではありません。
あなたが、今日から積み重ねる習慣が未来のあなたの体を作るのです。
私たちは、そのためのコーチングのお手伝いをさせて頂いています。焦らず根本から改善していきましょう。そうすれば、今までと比べ物にならないくらいほど、エネルギッシュで、楽しい生活があなたを待っています。
まずは3ヶ月間続けてみて下さい。焦らず、「変化を待つ」という気持ちを意識するだけで、とたんにあなたの体の機嫌が良くなります。
これも不思議な体の法則なのです。
健康と言う「青い鳥」を探して、次から次へとジプシーのように、健康法をとっかえひっかえ加えていくのではなく、「今やっている悪い習慣や行動、生活」を取り除くことのほうが重要です。
「やってはいけない12の習慣をやめる」
足し算ではなく、引き算の健康法を試してみて下さい。3ヶ月後、あなたとあなたの体の生活は、必ず今とは違うものになっているはずです。
東海市 腰痛改善の事例 【Nさま 女性 48歳 会社員】
2013-05-18 [記事URL]
教えていただいたことを毎日の日課とし、 少しずつ改善しております
Read more…
知多市のぎっくり腰の改善の事例【Y.Cさま 41歳 男性 会社員 知多市在住】
2013-04-28 [記事URL]
夕方には外出できるようになりビックリしました
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知多市の整体 頸椎ヘルニア改善の事例【M.Sさん 37歳 女性 会社員 常滑市】
2013-04-28 [記事URL]
手のしびれがあったのが、今は楽になりました
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知多市の整体 頸椎ヘルニア改善の事例 【O.Kさん 48歳 女性 会社員 知多市】
2013-04-28 [記事URL]
肩のこりも凄く楽になってきました
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知多市の腰痛改善の事例【N.Tさま 21歳 男性 会社員 知多市】
2013-03-13 [記事URL]
普段の生活もラクになりました
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