8. 寝相をよくしようとする・低反発枕
痛い人の習慣
8. 寝相をよくしようとする・低反発枕
寝相をよくしようとする・低反発枕
寝相は悪いほど良い
「仰向けでないと寝ていけない」
「寝ている良きに横を向いて寝てしまうからいけないんだ」
と、強迫観念のように思い込まれている方が多いです。これはまったくの誤解です。
寝相は「悪いほど良い」のです。
寝ている間というのは、もっとも自己治癒力が活発に働いています。一見、悪く見える寝相は、自然にカラダが自然にストレッチをしていて、昼間に歪んでしまったところを戻そうとしているのです。せっかくカラダが歪みを取ろうとしているのに、わざわざ寝相をよくしようとしてしまうと、歪んだまま朝を迎えることになってしまいますし、寝相をよくしようとカラダを緊張させることで、筋肉が却って疲労してしまい、朝はぐったりとなってしまうこともあります。
上向きでも、下向きでも、横向きでも、へんてこな恰好でもよいので楽な体勢を探してください。ただ、最初は楽だと思って寝ていても、どんな体勢も続けているとつらくなります。
とにかく楽な姿勢を探しつつ、ごそごそ体勢を変えながら寝てください。
子どものように悪い姿勢の方がカラダにはとっともよいのです。そして、カラダの歪みや緊張がない健康な状態になればなるほど、仰向けやバンザイの姿勢で寝るのが楽になってきます。
あ仰向けで寝るのがカラダによいのではなく、カラダがよい状態だと仰向けで寝やすい。
ということを、覚えておいてください。間違ってもお子さんの寝相をよくして、お行儀よく寝るようになんてさせないでください。
低反発枕を使っている人は要注意!!
低反発枕は使用すルノをやめると、首の痛みが解消するケースがとても多いです。理由は寝返りと同じです。反発しないなめに、首の位置が変らず、「首の寝返り」ができない可能性があります。
首の位置が変らないため、寝相をよくする効果はあるのですが、それが原因で首を痛めてしまうこともあるようです。
「え〜? 高かったのに」と、がっかりせず、早めに首に負担のかからない状態にするのが得策です。お子さんの二段ベッドも狭いことと心理的な閉塞感があるため、無意識に寝返りをしないようになっていることがあります。
思い当たる節のある方は、必ず申し出てくださいね。