4. 寝転ばない、休まない、シャワーだけ - 知多市 整体の「ちた快福堂」

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4. 寝転ばない、休まない、シャワーだけ

痛い人の習慣
4. 寝転ばない、休まない、シャワーだけ
「何もしていないのに痛い」はない? 痛くなったら動き過ぎ。
「朝起きてから寝るまでの間に、何回寝転がりますか?」

痛みがある人の中には、「一度も寝転ばない」という人もいらっしゃいます。そんな方は決まって、「え〜? 寝転ぶの? いつ?」とおっしゃいます。
別にグーグー寝てるわけではありません。たった5秒でいいのです。ゴロンと横になって、大きく深呼吸してください。それを実践してください。
もちろん、仕事中などは横になれないことはあると思います。でも、家に帰ってからソファで座って休息したり、新聞を読んだりしている時間があるのなら、「座って休息する」のではなく、一度だけ5秒でいいからゴロンと横になってください。先程も述べたように、座ることは休息になりません。知らず知らずのうちに、休息不足になっている方が実に多いと感じます。

◎湯船のススメ「シャワーだけ」では疲労は抜けない
もう一つの、休息不足になりやすい人の共通点は「ゆっくり湯船に浸からない」「シャワーだけで済ませてしまう」「熱い湯船にからすの行水」です。
ゆっくり湯船につかることは、筋肉の疲労を和らげたり、血行を改善したりするためにとても重要なことです。ゆっくり湯船につかりながら、深呼吸をしたり、セルフケアをしたりする時間を作ってみてください。睡眠の質や、その後の疲労回復の度合いがまったく違うものになってきます。
「家事や仕事が忙しくて寝転んだり、湯船に入る時間がつくれない」という方もいます。でもそれは、私が今まで見た限り、ほとんどが「思い込み」です。

わずか5秒でいいので、寝転んでください。

洗濯物を片付けたら、ゴロン。
食器を洗ったら、ゴロン。
ご飯を作ったらゴロン。

やろうと思えば絶対で来ますし、みなさん、やってます。この段階で「絶対できない」と感じたあなたは、自律神経のうちで、緊張や興奮をコントロールしている「交感神経」が高まり過ぎている可能性があります。
興奮していたり、緊張していると交感神経が高まります。そうなると、寝たり、休息を取ることができなくなります。「絶対できない」と思ったことが、既に症状の一つの可能性もありますので要注意です。

◎何もしていないのに痛くなったと思っているあなたへ
休息不足の方の共通点は「何もしていないのに痛くなった」とおっしゃるところです。何もしていないのに体が痛くなることはありません。何度も書いてきたように痛みや不調は警報装置です。
痛いや不調があるということは、知らず知らずのうちに、「何か体に負荷がかかっていることをしている」という体からのメッセージなのです。
多少動いて痛みが出ても、1〜2日で回復するうちはまだ大丈夫です。

1〜2週間しても痛みが引かないようなら、完全に自分の許容量と自分の感覚がずれてしまっています。

いったん「自分の身体に対する感覚」を調整しなおすことが必要です。

「みんなはもっとやってる」
「むかしはこれくらいへっちゃらだった」

くどい繰り返しになりますが、

痛みというのは警報装置であり、サインです。

それは、「今のあなたのためだけの警報」です。他の誰かと感度は比較できるもにではありませんし、今と昔ではその感度も変わっています。昔はどうあれ、今、同じことをして痛いとしたら、それは今のあなたにとっては動き過ぎなのです。
その場だけでなく、あとで痛くなったら、その前にしていたことが動き過ぎです。

痛くなったら(しんどくなったら)動き過ぎです。

これを肝に銘じてください。そして、体からのメッセージを受け取ったら休息を取ってください。
休息とは、

・5秒でいいからゴロンと横になって、深呼吸する。
・ゆっくり湯船に浸かる

たったこれだけのことです。

◎ 風邪をひいたらどうしますか? 怪我をしたらどうしますか?

実は、みなさんも自然と上手に体の調整をしていることがあります。例えば、風邪をひいている時を思い浮かべてください。元気な時と同じことを風邪の時にしていたら、普段より余計に負担が掛かりますね。

・無理してこじらせたことはありませんか?
・早めに休んだら、ひどくならずに済んだことはありませんか?

怪我をした時も同様です。骨折したのにランニングしますか? 怪我をして動けないのにトレーニングしますか? しませんよね。
ところが、慢性的な、腰やひざ、肩の痛みとなると「これくらいなら」「いつもは大丈夫さ」と体にムチを打つようなことをしてしまうのです。これは、体に対する意識の「優先順位」の問題です。
家事が... 仕事が... 家族が... 趣味が... と誰にでもいろいろ事情があります。ただ、風邪をひいた時に、休んだりするのは、あなたが体に対する優先順位を他のことより上げているからです。

膝や腰が痛い時も風邪や怪我と同じように、体に対する優先順位を上げる必要があります。

風邪と同じように、始めにしっかりと休めれば、早く短い時間でよくなります。いったんこじらせてしまうとなかなか大変ですし、放っておくと重大な事態になってしまいます。
逆に、長い間痛みが取れない方の体の状態は、まさに風邪の時に頑張り過ぎてしまった時と同じで、知らず知らずのうちに、膝、腰、肩などにムチを打って、こじらせてしまったようなものです。
それこそ、一度しっかり体のための時間をとってあげてください。いつまでも動くなというわけではありません。
風邪のように、治ったらまた元気に動けますし、痛みに出にくい体つくりをしていけば大丈夫です。優しくしないとすねてしまい、言うことを聞かなくなるのは人も体も同じです。


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